あなたは, 体力回復のために ``.'' を押しっぱなしにしたり, 隠れた扉を探すための ``s'' を押しっぱなしにしたりしてるうち, うっかり雑魚モンスターに殺されたことはありませんか? 今回は安全にコマンドをリピートする方法について説明します。
今回のテーマは
「数字入力と Ctrl-A」
です。
NetHack では, 何回も同じコマンドを入力しないといけないであろうことが 最初から分かっている場面が存在します。例えば,
などなどなど...の場合です。
しかし, このようなとき, `.' や `s' といった キーを押しっぱなしにすることは, 前回の移動のときにも述べましたが うっかり monster に連続攻撃を受ける危険が大きいため, うまくありません。
こんなときは, コマンドを繰り返したい回数をまず数字で入力し, その後にコマンドを入力することによって, その入力した数字の回数だけ コマンドを実行することができます。これもまた vi と同じですね。
これによってコマンドを繰り返し実行している間に monster が 視界に入ったりした場合は, ちゃんと繰り返しを停止してくれるので, 安心です。
上の数字入力は, 予め繰り返し回数を決めてやる必要があるので, コマンドを必要以上に余分に実行してしまっても大して実害はない場合に用います。 しかし, それ以上必要がないと分かった時点でやめたい場合もまた存在します。 例えば,
などです。基本的に, コマンドを入力したあと 方向を入力する必要があるものが多いですね。
こんなとき NetHack では, Ctrl-A (Ctrl キーを押しながら A を押す) により, 直前に実行したコマンドをもう一度実行することができます。 たとえば上の例では, Ctrl-D (蹴っとばし) コマンドを入力したあと 方向を指示しないといけないので, 普通に入力する場合 5回 蹴っとばすには
Ctrl-D, (方向), Ctrl-D, (方向), Ctrl-D, (方向), Ctrl-D, (方向), Ctrl-D, (方向)
と 10 入力必要ですが, Ctrl-A は方向も含めて 前コマンドを繰り返してくれるので,
Ctrl-D, (方向), Ctrl-A, Ctrl-A, Ctrl-A, Ctrl-A
の 6入力 で済むことになります。
以上, 今回は 数字の入力 および Ctrl-A による コマンドの繰り返しを紹介しました。 あと細かい TIPS を書いときますと。
数字の入力は, 必ずしもキリのいい数字を指定する必要はありません。 なので, たとえば「10回ほど繰り返したいな〜」と いう場合には, 「10」を入力するよりも「11」を入力するほうが, キー操作の面から考えると格段に効率的となります。
みなさんも 効率のよいキー操作 を覚えて, 時間の コストパフォーマンスを上げ, より短い時間でより経験値 (ゲーム内プレーヤの ではなく, 皆さん自身の :-) を 上げてください。
超3回「繰り返しコマンドを覚えよう!」 終わり