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@ Let's begin NetHack! #1


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~/.nethackrc を書こう!

何もしなくても NetHack は始められるわけですが, 設定をちゃんとやっておけばプレイ自体とても快適になります。 というわけで, ~/.nethackrc の書き方講座。

今回のテーマは

「autopickup を活用する」

です。

とりあえず私の ~/.nethackrc を 見ていただきましょうか...。一応 NetHack 3.2.x 用です。 説明に不要と思われる行は一部削ってあります。

OPTIONS=name:K,male,dogname:Kafka,catname:Camus,fruit:umeboshi
OPTIONS=menustyle:traditional
OPTIONS=autopickup,pickup_types:$
OPTIONS=checkpoint
OPTIONS=!mail,!numberpad

1行目 は プレーヤだとかペットだとか食べ物だとかの名前です。 とりあえず どうでもいいですね。つぎ。

2行目。複数種類のオブジェクトが落ちている場所で `,' したときなどに出るメニューのスタイルです。こればかりは自分に 合ったものを選ぶしかないんですが, 個人的には traditional がおすすめ。

3行目。これ, 重要です。なんでもかんでも勝手に拾っちゃうので autopickup は off にしている人をよく見かけますが, これは絶対 on にしましょう。で, pickup_types も 必ず設定します。pickup_types は, autopickup になる対象のオブジェクト種を指定するオプションです。これを設定すると, その種類のオブジェクトだけを自動的に拾うようになります。

私はご覧のとおり ``$'' (お金) だけにしていますが, お好みで ``!'' (ポーション) なども入れてもいいでしょう。 ただし, ``%'' (食べ物) は 重めの死体も拾ってしまうので入れないほうがいいですし, ``?'' (巻物) も うっかり scare monster を拾ってしまうので 入れないほうがよいでしょう。

4行目, これも重要です (って, default で on ですが...)。 階間の移動の際に, プレイの temporary な情報を保存してくれます。 マシントラブルなどで NetHack が落ちちゃった場合なども, package に含まれる recover プログラムで, その階の最初に復帰できる 場合があります

5行目。mailer daemon が mail を持ってくるのが欝陶しいので off にしてます。 あと, テンキーは NetHacker として邪道です :-)。 numberpad は off にして, hjkl(yubn) を使いましょう。 というか, 確実にこちらのほうがキー操作が容易です。 ホームポジションから動かなくていいですし。 NetHack master となった暁には vi にも精通し, machine 管理までも 可能になっていることうけあいです。

というわけで, 結局重要なのは 2行目 と 3行目 でしょうか。 とくに 3行目 は, 追加することで ぐっとプレイが楽になるので, 試してみてください。

TIPS

.nethackrc を home directory に置きたくないなぁという人は, 環境変数 NETHACKOPTIONS で .nethackrc の場所を指定できます。 ま, OPTIONS を そのまま NETHACKOPTIONS に設定しておく手もあるんですが, それはそれとして...。 例えば, ~/lib/nethack.rc を使いたいとすると,

# zsh 系の場合
export NETHACKOPTIONS=@${HOME}/lib/nethack.rc
# csh 系の場合
setenv NETHACKOPTIONS @${HOME}/lib/nethack.rc

と書いときます。``@'' をファイル名の頭につけるのが ポイントですね。

超1回「~/.nethackrc を書こう!」 終わり


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