@ Slash

Slash 6.0 の画面 (black market)

歴史

NetHack varient には、その難度を上げた NetHack+ がありますが、 これを更に power up したものが Slash (SuperLotsoAddedStuffHack) です。

NetHack をもとに作られた ``NetHack+'' (1994) をもとに, 1996年に最初の version が作成されました。 現在では Slash も作られてはいるものの, SLASH'EM へと進化しています。

• 1994 NetHack+
• 1996 Slash
• 1997 SLASH'EM

目的

NetHack に同じです。

特徴

結局は NetHack varient ですが、NetHack と比較して 難度がかなり上がっています。具体的には、

• 死体の eat などによって耐性 (intrinsics) のつく確率が低い。また 一度 耐性をつけても、一定時間で消失する。 耐性がついている状態で 再び耐性をつけることができると、 やっと半永久的な耐性が得られる。
• Elbereth 結界が効かない。(source で当該部分が comment out されている！)
• Wish の出現確率が低い。また 武器Artifact などを wish の対象とした とき、成功確率が非常に低い。
• Wraith が、殆ど死体を残さない。

また、さまざまな拡張がなされています。special level も多数あり、 そのぶん NetHack の あの退屈な Gehenom が縮小されているので、 NetHack 経験者でも全く飽きることはないでしょう。

但し、最後まで面白く遊べるように難度を上げたことによって 後半はちょうどよくなっているのですが、 前半 生き残るのがかなり辛くなっています。

職業 (class) は、以下のようなものが追加されています。

Doppergenger (ドッペルゲンガー)

変化能力を持つ。 Namesis は、Transmuter。 Quest Artifact は、``The Medallion of Shifters''。

Flame Mage (炎のメイジ)

ペットは、baby red dragon。当然ながら fire への耐性を持つ。 Neutral。 Namesis は、Water Mage。 Quest Artifact は、``Candle of Ever Burning''。

Gnome (ノーム)

ペットは、badger。夜目が利く。 Lawful or Neutral。 Namesis は、Lareth。 Quest Artifact は、``The Pick of Flandal Steelskin''。

Ice Mage (氷のメイジ)

ペットは、baby white dragon。当然ながら ice への耐性を持つ。 Neutral。 Namesis は、Earth Mage。 Quest Artifact は、``The Storm Whistle''。

Lycanthrope (獣人、いわゆる warewolf)

ペットは wolf。regeneration、および poison への耐性を持つ。 Chaotic。 Namesis は、Sir Lorimar。 Quest Artifact は、``The Staff of Withering''。

Monk (モンク僧)

See invisible、speed、および sleep への耐性を持つ。 いかなる死体も食べることができない (食べると guilty)。 Neutral。 Namesis は、Master Kaen。 Quest Artifact は、``The Mantle of Knowledge''。

Necromancer (ネクロマンサー)

ペットは ghoul。level drain への耐性、sick への耐性 を持つ。 Chaotic。 Namesis は、Maugneshaagar。 Quest Artifact は、``The Great Dagger of Glaurgnaa''。

Undead Slayer (アンデッドスレイヤー)

Stealth、sick への耐性、level drain への耐性 を持つ。 Lawful。 Namesis は、Vlad the Impaler (なんと！)。 Quest Artifact は、``The Stake of Van Helsing''。

武器 artifact 修正値の平均化など、game balance は良くなっているように 思います。ただし、魔法は やはり あまり使えません。

入手方法

当研究室から持っていく