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@ Let's begin NetHack! #4


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拡張コマンドを覚えよう!

普段, 皆さん (特に PC ユーザの人) は, 「このスペースの横の Alt ってキー, あんまし使わないよなぁ」とか思っていませんか? NetHack プレーヤなら, この Alt キーを酷使しないテはありません。 今回は, 拡張コマンド, およびその効率的な入力方法について説明します。

今回のテーマは

# とサヨウナラ」

です。

拡張コマンドとは?

NetHack には拡張コマンド (Extended Commands) と呼ばれるコマンドがあります。 これらは, # のあとにコマンド文字列を入力することによって実行します。

プレイ中に ? h すると拡張コマンド一覧が表示されるので, 一度見てみるとよいでしょう。

で,この拡張コマンドですが,# を使って入力する方法とは別に, Meta (あるいは ALT) キーを使って入力することもできます。 拡張コマンドの最初の文字を,Meta (ALT) キーと共に押せばよいのです。

例えば,足元にある宝箱を開ける場合は「# loot」というコマンドを 使いますが,これは「Alt-l」で実行できます。簡単ですね。

以下,一部の拡張コマンドについて説明します。

# jump (Meta-j)

クラスによっては,跳躍能力 を持っているものがあります。また, 「jumping boots」を身につけることで,跳躍ができるようになります。 ただし荷物を持ちすぎていると跳べないことがあるので注意しましょう。

跳躍といっても,せいぜい 3,4 マス先にしか跳べませんので, 「何の役に立つんだ?」と思われるかもしれません。しかし,思わぬところで 敵に八方を囲まれてしまったときの脱出方法などとして,威力を発揮します。

# monster (Meta-m)

モンスターの特殊能力を発動するコマンドです。自分が人間で居るときは 意味がありません。自分がモンスターに変化している時に使います。

たとえば werecreatures (狼人間 や,鼠人間) に 血を汚されて weerecreatures になってしまっているときに発動すると, 仲間を呼びだすことができます。ほかのモンスターでも機会があれば 試してみましょう。

# pray (Meta-p) / # offer (Meta-o)

「もう死ぬ!」という場合に,# pray コマンドを実行すると 神さまが助けてくれることがあります。最終手段として 必ず覚えておきたいコマンドです。

さて,いざというときに神さまに助けてもらうためには, 普段からご機嫌をとっておかなくてはいけません。具体的には, 自分と同じ属性の祭壇に,贄 (モンスターの新鮮な死体) を 捧げることにより機嫌をとります。このためのコマンドが # offer です。

# offer コマンドでは持っている死体だけでなく祭壇上に 落ちている死体も指定できるので,重いモンスターはうまく祭壇上に 誘導して倒すようにすれば無駄がありません。

# sit (Meta-s)

基本的には,玉座に座るために使うコマンドです。 ダンジョン内には「玉座の間」と呼ばれる部屋がランダムに存在し, その部屋には玉座を守るモンスターと玉座が存在します。 玉座に座るとよいことがある場合がありますので,このコマンドを 使って座ってみるとよいでしょう。

さて,「基本的に」ということは,玉座以外にもこのコマンドの 使い途があります。自分がドラゴンなどに変化しているときに, # sit コマンドによって卵を産むことができるのです。 産んだ卵はしばらく持ち歩いていると孵化し,tamed monster として ペットと同様 戦闘を共にすることができます。

ただし卵を産むためには条件があって,自分がメス (つまり Female) で なければなりません。無精卵でも孵化するようです :-)

# untrap (Meta-u)

自分の器用さがある程度高ければ,罠を解除することができます。 ただし,どうやっても解除できない罠も存在します。

矢 (投げ矢) の罠などは解除しやすいので,一度ためしてみましょう。 また,熊の罠 は解除すると持ち歩くことができ,外した罠は apply することで違う場所に罠を仕掛けることもできます。

おわりに

今回は,次回以降への布石ということで,拡張コマンドを紹介しました。

次回からは, NetHack のプレイアビリティから見て便利な拡張コマンドを, いくつか紹介します。

超4回「拡張コマンドを覚えよう!」 終わり


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